2010.08.22

painter log 移転のおしらせ

これより後の記事は Painter Fun! に統合したブログ に追加していきます。こちらは更新しません。メインサーバのサーバが落ちたりして連絡ができないときは、こちらのコメント機能を使ってください。

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2010.02.25

アーティストオイルでブレンド

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重ね塗り系のリアル鉛筆、カスタマイズ作成したデジタル水彩、カスタマイズ作成したブレンドブラシの組み合わせで、にじんだ感じに(クリックで原寸パターン表示)。

いまさらですが、アーティストオイルをブレンドブラシとして使うととても感触がよいのに気がつきました。アーティストオイルのブラシカテゴリには「紙目ブレンド」というバリアントがあって、これがそのまま使えますが、普通のブラシをカスタマイズしていって最後に「アーティストオイル」コントロールの「絵具」の「量」をゼロにすれば(「混色」の設定が高めであることも確認)、ブレンドブラシになります。

ブラシの基本的な設定のひとつである「粗さ」が 25 くらいで用紙テクスチャも自然に出ます。アーティストオイルは着色ブラシとしてはテクスチャの出かたはあまりはっきりしませんが、ブレンドブラシにすると自然できれいなテクスチャが出るのが意外でした。(「粗さ」の数値を上げると、ほとんどブレンドしなくなるので、高すぎてもダメです。)

アーティストオイルをベースにしたブレンドブラシは、透明レイヤーでブレンドしたときも白が混ざらないという特性があるので、レイヤー用にもおすすめです。下にアーティストオイル系のブレンドと、古いタイプ(塗り潰し系で塗料ゼロ)系のブレンドを、それぞれ透明レイヤー上に描いた線画にかけた結果を並べてみました(クリックで原寸表示)。

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2010.02.14

鏡像ペイント

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Painter のダイナミックレイヤーのひとつ、「万華鏡」を使って描いてみました(クリックで少し大きいサイズを表示)。

「ダイナミックレイヤー」は、Photoshop の「調整レイヤー」のように、その下にある画像のデータを変更することなく、さまざまな効果を加える特殊レイヤーのひとつです。この「万華鏡」は、ダイナミックレイヤーの下の中央上から左へ 45 度の範囲に描かれたものの両側に鏡を置いた形で、ぐるりと複製します。

この結果、中央上左部分に描画したものが 8 回繰り返される(うち、4 回は反転状態)のですが、中央上部分のみに限定すると単純な鏡像を得ることができます。

ダイナミックレイヤーの処理をこの部分のみに限定することができないので、処理が重くなりますが、Painter IX 以降で確認したところ、一辺が 4000 の「万華鏡」を設定できることを確認しました。(さらに上のサイズは未確認。)

「万華鏡」のサイズはキャンバスのサイズを超えることはできませんが、万華鏡レイヤーを設定後にキャンバスサイズを削ることはできるので、単純な鏡像ができる部分のみを残してキャンバスを削ったファイルをテンプレートにしておけば、有効部分について悩むことなく鏡像を描くことができます。お試し用のテンプレートも ダウンロード できます。

このテンプレートは David Gell さんの Mirror Pad に触発されて作成しました。

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2009.07.02

へたりこむ

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このところ Painter 11 のリアル鉛筆をカスタマイズしたものをよく使っています。「極細削りたて感」が気持ちいい。その鉛筆でスケッチしてデジタル水彩で着色(クリックで少し大きいサイズを表示)。

デジタル水彩はいったん乾燥してから影の部分だけさらに色を乗せるのに便利です。

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2009.05.09

ぬめり鉛筆ふう

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Painter 11 で「ハードメディア」というブラシコントロールが追加になりました。これはこれまでのわりと普通のブラシ(Painter 6 で追加されたレンダー系より以前のもの)に、タブレットペンの傾き(範囲設定あり)による先端形状の変化を加えるものです。鉛筆を寝かせて幅広に描く、とかできるようになりました。

この機能が実際に使われているのは、あちこちのブラシカテゴリに追加された「リアル」という名前のバリアントです。(Painter X で追加になった「リアルブリスル」カテゴリのぞく。) で、「リアル鉛筆」のひとつをあれこれカスタマイズしてみました。その結果の「ぬめり鉛筆」の線にデジタル水彩で着彩(クリックで少し大きいサイズを表示)。

Painter 以外ではあまり見かけない挙動をする、プラグインブラシの「リキッドインク」を手法にしたところ、ちゃんとペンの傾きでコントロールされるので、なかなか面白い。「リアルブリスル」コントロールはキャメルブラシ系(レンダーブラシ)へのアドオンという位置づけになると思いますが、「ハードメディア」コントロールは古いタイプのさまざまな「描点」と組み合わせることができるので、応用範囲がとても広いかもしれません。

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